都市オープンスペースを「私たち」のものにするいくつかの方法 

都市オープンスペースを「私たち」のものにするいくつかの方法

大谷 / Yu Ohtani  Several Ways to "Commoning" Urban Open Space

2015年5月15日 千葉大学松戸キャンパスにて開催した講演会の一部を紹介します。



都市計画とか建築のまえに、自分の「暮らし」そのものを考え直さないといけないと

思った。

I realized, that I need to rethink my own life before urban planning, architecture

or whatever.

縁あって、ドイツの地方都市ライプツィヒへ流れ着く。

...and I drifted to Leipzig, Germany fatally.


ライプツィヒは1990年から2000年まで10万人の人口流出


Stadtforum Leipzig


ライプツィヒにはお金やコネがなくても使える空間と、

活動のノウハウを持った先輩たちがいる。

Leipzig, here are spaces which I can use easily and

people who have know-hows of actions.


自分で「暮らし」をつくる、絶好の都市

じゃないか!

It is just the city, where I can develop my own “life”!


ライプツィヒ「日本の家」の活動

Actions of “Das Japanische Haus, Leipzig”


例:(旧)日本の家:約120平米

使用料 50€

共益費 月70€

ガス代・電気代 150€

270€ (3万円弱)/




空き家を「日本」を用いてクリエイティブな「家」に再生

する

renovate vacant space to creative house with keyword

“Japan”













インターナショナルなまちづくり拠点として

International Platform for Urban Development














自分(たち)の「暮らし」を充実したものにしようと活動し

ていたら、

The actions, that I’ve tried to make my/our life exiting, ...

(また)自然と「都市」と関わるようになっていた。

...have led me to concern with “City” (again) naturally.



市民が自分たちのやりたいことを実現できる「ライプツィヒ

の自由」こそ、この都市の最大の魅力であり、ライプツィヒ

市の真の発展戦略。

「自由な空間」を維持することで、市民活動を

サポートする事こそ私たちの使命。

̶̶カールステン・ゲルケンス(ライプツィヒ市都市再生・住宅

整備局局長)




















都市の空間的資源:

みんなで「遊ぶ」ことで空間をひらく

Spatial Resources : make space open through “playing

together”

都市の人的資源: 「(著名)芸術家」に頼らない、

「普通の人」による芸術祭

Human Resources : Art festival by “normal” citizens,

not by “big artist”
































ある都市空間がある集団によって排他的に利用される場合、

その「オーセンティシティ(authenticity)」が問われる

あるコモンによって空間が使用・占有される際、

その真正性・正当性が常に問われなければならない。

公益性とは...?都市の持続可能性とは...

̶̶ シャロン・ズーキン『都市はなぜ魂を失ったか』, 2012




大谷氏の連載中の日経BPオンラインマガジン「小さな組織の未来学」

http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20140430/395085/


ライプツィヒ 日本の家プロジェクトは

http://djh-leipzig.de/ja/